レジストリ研究一覧(2019年度)

難病疾患の研究課題一覧

日本医療研究開発機構(AMED)の「難治性疾患実用化研究事業」、または、厚生労働省の「難治性疾患政策研究事業」で運営されている研究課題を掲載しております。
掲載されている研究課題一覧表は、日本医療研究開発機構(AMED)が2019年8月及び2020年8月に約300の研究班を対象に実施したWebアンケート調査のもと、各研究班より公開の了承を頂いた研究課題をもとに掲載しております。

日本医療研究開発機構(AMED)の「難治性疾患実用化研究事業」

本事業は、「発病の機構が明らかでない」、「治療方法が確立していない」、「希少な疾病である」、「長期の療養を必要とする」の4要素を満たす難病に対して、病因・病態の解明、画期的な診断・治療法の開発を推進し、全ての難病患者が受ける医療水準の向上を図ることを目的としています。

研究課題名 研究代表者名 研究機関名 レジストリ バイオレポジトリ
シーズ探索研究から発展する家族性地中海熱(FMF)に対するトシリズマブの医師主導治験 川上純 長崎大学
家族性地中海熱(FMF)インフラマソームシグナル伝達異常をゲノム創薬で解決する開発研究 川上純 長崎大学
疾患特異的iPS細胞とモデルマウスを用いたAicardi-Goutières症候群の中枢神経系炎症病態解明と治療薬開発・発症前診断の基盤構築 西小森隆太 久留米大学 -
脳クレアチン欠乏症の創薬・治療エビデンスの創出 大槻純男 熊本大学 -
難治性トゥレット症候群に対する脳深部刺激治療(DBS)のエビデンス創出 金生由紀子 東京大学医学部附属病院 -
剖検脳・罹患組織を用いたマルチオミックス解析による神経変性タウオパチーの病態解明と創薬標的の同定 池内健 新潟大学
進行性核上性麻痺と関連タウオパチーの患者レジストリと試料レポジトリを活用した診療エビデンスの構築 池内健 新潟大学
人工核酸・短鎖ペプチドを用いたゲノム不安定性疾患の新規治療薬開発 荻朋男 国立大学法人名古屋大学
ゲノム不安定性疾患群を中心とした希少難治性疾患の次世代マルチオミクス診断拠点構築 荻朋男 国立大学法人名古屋大学
患者特異的iPS細胞を用いた福山型先天性筋ジストロフィーの病態解析と新規治療法開発 吉田健司 国立大学法人京都大学 -

厚生労働省の「難治性疾患政策研究事業」

難治性疾患政策研究事業は、難病の診療体制の構築、疫学研究、普及啓発、診断基準、診断ガイドラインの作成、小児成人期移行医療などを推進し、関連研究やデータベースなどとの連携を図っています。

研究課題名 研究代表者名 研究機関名 レジストリ バイオレポジトリ
染色体微細欠失重複症候群の包括的診療体制の構築 倉橋浩樹 藤田医科大学総合医科学研究所分子遺伝学研究部門 -
HAMならびに類縁疾患の患者レジストリを介した診療連携モデルの構築によるガイドラインの活用促進と医療水準の均てん化に関する研究 山野嘉久 聖マリアンナ医科大学
小児期遺伝性不整脈疾患の睡眠中突然死予防に関する研究 吉永正夫 国立病院機構鹿児島医療センター
難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 滝川一 帝京大学医療技術学部
強直性脊椎炎に代表される脊椎関節炎の疫学調査・診断基準作成と診療ガイドライン策定を目指した大規模多施設研究;脊椎関節炎を標的としたIL-17A ワクチンの開発  Development of IL-17A vaccine for spondyloarthritis 冨田哲也 大阪大学大学院医学系研究科 -