項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | C3腎症の診断・治療アルゴリズム策定に資するエビデンス構築 | |
研究代表者名 | 猪阪善隆 | |
研究代表者の所属機関名 | 大阪大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | C3腎症 | |
研究のフェーズ | 病態解明研究;疫学研究;ゲノム・オミックス解析研究 | |
難病プラットフォームとの連携の有無 | なし | |
研究概要 | わが国でのC3腎症の病態や予後の詳細な調査は行われていない。また、C3腎症は免疫複合体型MPGNとは病態が異なり、本来別の指定難病として分類すべきである。C3腎症を指定難病として申請するためにも、小児と成人を含めた罹患率や予後など詳細な疫学調査が必要である。また、C3腎症は遺伝的、もしくは後天的な補体系の異常により補体副経路の異常活性化を伴う糸球体疾患であり、障害部位により腎病理上の表現型や予後は不均一である。補体副経路を標的とした薬剤のC3腎症患者への有効性や安全性を検討する臨床治験も行われているが、現時点では根本的な原因を標的とした治療薬は承認されていない。C3腎症患者の個別医療には、C3腎症患者の病態の指標となる因子の探索が必要である。 上記の臨床的課題を解決するために、下記のような研究提案を行う。①厚生労働科学研究費(難治性疾患政策研究事業)「難治性腎障害に関する調査研究」と連携し、日本膜性増殖性糸球体腎炎/C3腎症コホート研究への患者登録を推進する(現在の登録数169例、うちC3腎症確定患者数;成人75例 小児65例 計140例、目標登録数; 年間15例)、②上記コホートに登録された患者の血液・尿検体を用いた1) 補体関連遺伝子および凝固・線溶系関連遺伝子解析(43遺伝子)、2)ELISAパネル検査等を用いた補体活性化産物、関連自己抗体(sC5b-9, C3, C4, C3a, C5a, H因子、B因子、C3 nephritic factor等)解析、3)尿中補体活性化産物(sC5b-9等)、尿蛋白等の解析と4)臨床データ(尿蛋白、生化学検査、腎機能、治療内容、予後、腎生検病理所見など)の収集を行う、③コホートで収集したデータから予後や治療反応性に関連する因子を解析する。④C3腎症、免疫複合体型MPGN 、感染関連糸球体腎炎の鑑別病理診断を行うために、J-RBRに登録された腎病理スライドを用いて改めて病理医による鑑別点を検討するとともに、現在、自己教師あり学習を用いたdeep learningによる腎生検画像診断システムを開発しており、少数例でも鑑別が可能となる。さらに、超解像度顕微鏡を用いた上皮細胞足突起や基底膜病変、細胞内小器官の観察方法も開発しており、超解像度顕微鏡を用いた鑑別診断についても検討する。⑤病理鑑別診断でC3腎症に特徴づけられた所見が予後や治療反応性に関連するかについても検討する。最終的にC3腎症の診断・治療アルゴリズム策定に資するエビデンスを構築し、⑥C3腎症を新規指定難病として提言し、ガイドラインへの反映を行う。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
生体試料の種類 | 血漿・血清;DNA;尿 | |
生体試料の登録例数 | 140 | |
外部からの使用申請の受け入れ可否 | 不可 | |
外部からの使用申請への対応 | ||
担当者連絡先 | ||
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