項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | IL-36受容体拮抗因子欠損症としての膿疱性乾癬に対する革新的医薬品の開発 | |
研究代表者名 | 杉浦一充 | |
研究代表者の所属機関名 | 藤田医科大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 膿疱性乾癬 | |
研究のフェーズ | 非臨床試験 | |
研究概要 | 本研究の目的は、IL-36受容体拮抗因子(IL-36Ra)欠損症としての膿疱性乾癬(GPP)に対する革新的医薬品TLR-4阻害薬の前臨床治験をして、医師主導治験の準備をすることである。GPPは全身性炎症性疾患である。既存の治療に抵抗し、難渋する症例も少なくなく、既存の治療法(生物学的製剤など)はおしなべて高価である。したがって、より安価で、奏効率の高い革新的医薬品の開発が待ち望まれている。研究開発代表者らはIL-36Ra欠損症が原因でGPPが発症することを明らかにした。そして、2014年度からDITRAモデルマウスを作成し、革新的医薬品治験薬TLR-4阻害薬を同定した。モデルマウスもTLR-4阻害薬も特許出願をした(特願2015-18122と特願2015-254560)。さらにガイドラインの作成に多くの知見を提供した。 TLR-4阻害薬は炭化水素なので安価である。TLR-4阻害薬は敗血症でフェース3の臨床治験を行った薬剤であり、人に対しての有効性、安全性とも確立されている。しかし、その他の理由により、TLR-4阻害薬は敗血症の薬剤として上市されることはなかった。 本研究では、IL-36Ra欠損症としての膿疱性乾癬に対しての革新的治療法の開発に向けて、下記のように研究を進めていく。モデルマウスを用いてTLR-4阻害薬の治療用量を決定する。PMDAにTLR4阻医害薬の臨床治験の承認を得る。医師主導治験に向けて、レジストリを作成する。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
なし | ||
検査受け入れ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
藤田医科大学医学部皮膚科学 杉浦一充 ksugiura●fujita-hu.ac.jp |
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