項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | 表皮水疱症におけるリバータントスキンの診断法確立 | |
研究代表者名 | 夏賀健 | |
研究代表者の所属機関名 | 北海道大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 表皮水疱症 | |
研究のフェーズ | エビデンス創出研究 | |
難病プラットフォームとの連携の有無 | なし | |
研究概要 | 表皮水疱症(Epidermolysis Bullosa、以下EB)は、出生時から全身に水疱とびらんの出現を繰り返す、非常に重篤な超希少難病である。EBは、皮膚の上皮(表皮)と間充織(真皮)を結合させる基底膜領域蛋白コード遺伝子の変異によって発症する。基底膜領域蛋白の機能不全によって皮膚は脆弱となり、生涯に亘って全身熱傷と同等な皮膚創傷が慢性的に出現する。EBの皮膚創傷は、皮膚幹細胞維持障害や細胞外マトリクスの枯渇によって創傷治癒の遅延を伴うことから、患者のQOLを著しく低下させる。EBの治療法は未確立であり、患者は全身皮膚の創傷へ被覆材の貼付を強いられる日々を過ごしている。 EBの治療法開発の突破口として、患者細胞の変異がモザイク状に治癒する(復帰変異モザイク)ことで自然治癒皮膚(以下、リバータントスキン)が出現する現象に注目が集まっている。日本では世界に先駆けて2019年に、EB患者本人のリバータントスキンから表皮細胞を培養し、病変皮膚に自家移植する治療法(自家培養表皮移植)が保険適用された。しかしながら、リバータントスキンを正確に検出する方法が未確立であることから、治験ではリバータントスキンの誤診による移植失敗例が報告されている。従ってEBの自家培養表皮シート移植を成功させるため、リバータントスキンの診断法を確立することが喫緊の課題である。 EBの復帰変異モザイクでは、遺伝子レベルで自然治癒した表皮幹細胞の系譜がクローン増殖し、視覚認知可能なサイズのリバータントスキンが出現する。しかし、EBリバータントスキンの遺伝学的証明は従来困難であった。研究開発代表者は、近年開発されたCRISPR/Cas9併用long-readシーケンシングを利用し、相同組換えを同定することでEB患者1例のリバータントスキンの確定診断に成功した。そこで本研究課題では次のステップとして、この技術がリバータントスキン確定診断のGold standardとなるか検証するために、EB患者リポジトリ検体での解析を進める。本研究の目的はEBのリバータントスキンの診断法を確立し、エビデンス創出を試みることである。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
生体試料の種類 | 組織 | |
生体試料の登録例数 | 5 | |
外部からの使用申請の受け入れ可否 | サンプル量が限られており、使用実験に応じて判断 | |
外部からの使用申請への対応 | ||
担当者連絡先 | ||
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