項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | 川崎病に伴う冠動脈後遺症の成人期の予後と移行医療の実態に関する研究 | |
研究代表者名 | 三谷義英 | |
研究代表者の所属機関名 | 三重大学医学部附属病院 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 川崎病後冠動脈後遺症 | |
研究のフェーズ | エビデンス創出研究 | |
研究概要 | 川崎病は,乳幼児に好発する一過性有熱性疾患であるが、合併例として冠後遺症が臨床的に問題となる。冠合併症例では成人期に至るまで虚血性心疾患のリスクを伴うことから、生涯に渡る医療的管理が必要と考えられている(1)。しかし、移行医療に関わる成人期合併症のエビデンスは乏しく、エビデンス創出が急務でる。本研究では、冠後遺症を伴う川崎病既往成人の診療実態を、川崎病冠後遺症に関わる関連5学会の既存データベースを連携の下に活用し、臨床像(自然歴、冠イベント、薬物療法、カテーテル治療、外科治療の成績)、疫学像(診療実態と医療費)、病態(病理所見、冠動脈画像)の解明により、本症の診療の最適化、標準化に資するエビデンス創出を行う。 各学会のデータベース:川崎病全国調査 (8)、日本小児循環器学会 (9,10)、日本循環器学会 (5)、CVIT (11)、日本心臓血管外科学会(12)。 CQ1: 全国DPCデータから抽出された急性冠症候群で治療入院した川崎病冠動脈後遺症の成人の診療と移行医療の実態は? 臨床的意義:川崎病既往成人の急性冠症候群の診療規模、予後、移行医療の成否、医療費から問題抽出と関連因子の解析 CQ2:川崎病全国調査から川崎病既往が確定したCVITのNCDデータベースにおける急性冠症候群若年成人の実態とカテーテル治療の予後は? 臨床的意義:川崎病既往確定例の急性冠症候群発生実態とカテーテル治療成績からの問題抽出 CQ3:冠動脈瘤合併の川崎病既往小児の全国規模のコホート研究による中期予後と予後因子は? 臨床的意義:コホート研究による中期予後と予後因子の解明は、成人期の予後因子の解明に繋がる。 CQ4:NCDデータからの川崎病既往成人の冠動脈バイパス手術の全国レベルの実態と予後因子は? 臨床的意義:本症の冠動脈バイパス手術の実態と成績、予後因子の解明によるエビデンス創出 CQ5:病理診断、冠動脈画像診断による川崎病既往成人の冠動脈壁病変における粥状硬化の関与は? 臨床的意義:川崎病既往成人の生活管理、治療を知る上での基盤となるエビデンス創出 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
なし | ||
検査受け入れ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
ymitani●clin.medic.mie-u.ac.jp |
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