項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | 分子病態に基づく筋萎縮性側索硬化症の遺伝子治療開発 | |
研究代表者名 | 村松慎一 | |
研究代表者の所属機関名 | 学校法人自治医科大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 筋萎縮性側索硬化症 | |
研究のフェーズ | 臨床試験 | |
研究概要 | 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、運動ニューロンにおいてRNA編集酵素adenosine deaminase acting on RNA 2 (ADAR2) の発現が低下し、グルタミン酸AMPA受容体のGluA2サブユニットが未編集型となっている。この変化はALSに特異的な分子異常であり運動ニューロン死の原因である。このALSの分子病態に基づいた遺伝子治療を世界に先駆けて臨床応用することを目標として研究開発を進めた。研究分担者および連携企業(株式会社遺伝子治療研究所)とともに、第I/II相の臨床試験の実施体制を整備した。遺伝子治療に供する治験薬(ADAR2を搭載したAAV.GTXベクター)の製造、PMDA戦略相談・品質および安全性に関する対面助言、非臨床試験、体液中のエクソソーム解析によるバイオマーカーの開発を行った。米国で実施されているAAVベクターの多数の治験も参照して、臨床試験プロトコール案を作成した。治験薬の製造に関しては、バキュロウイルス法に加えHEK293細胞を用いた製造法の開発を行った。ラットを使用した非臨床試験では、髄腔内投与により安全性に問題がないことを確認した。バキュロ法およびHEK293法により作製されたベクターの生物活性をモデル動物を用いた非臨床試験により比較し、両方法ともに期待される生物活性が得られていることを確認した。バイオマーカー開発では、患者血中エクソソームの解析、モデル培養細胞上清中に放出される細胞内分子(特にRNA)の解析による開発を行った。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
学校法人自治医科大学 村松慎一 muramats●jichi.ac.jp |
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