項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | ヒト多能性幹細胞を用いた下垂体前葉機能低下症への再生医療技術開発 | |
研究代表者名 | 須賀英隆 | |
研究代表者の所属機関名 | 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 下垂体前葉機能低下症 | |
研究のフェーズ | シーズ探索研究 | |
研究概要 | 【研究の背景・必要性】 下垂体機能低下症は難病で、国内で約3万人である。現状では、不足したホルモンを外から補充するが、副腎クリーゼや死亡、糖尿病・高血圧・脂質異常症・鬱が有意に多い。 【目的・ねらい】 ヒトiPS細胞から分化させた下垂体前葉細胞の移植で副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)欠損に対する再生医療の非臨床POCを獲得する。 【特色・独創性】 三次元立体培養を用いることで、胎児発生と同じステップをin vitroで再現する。自己組織化をin vitroで制御して分化誘導しているとも言える。 【類似研究・競合に対する優位点・国際的に見た研究の立ち位置】 L.Studerらの平面培養での下垂体分化報告を再現した結果、成熟ACTHではなく未熟なPro-ACTHが分泌されていた。我々の分化組織からは成熟ACTHが分泌される。 【本研究課題終了時に期待される成果】 本課題では3項目を行う。 ①:剤型と品質管理指標設定。 ②:移植プロトコール決定。 ③:非臨床POCの獲得。 【将来展望】 まずは下垂体機能低下症に対する再生医療1st in humanとする。将来的に、視床下部-下垂体の機能的ユニットを移植することで、更に高いレベルの恒常性再現を目指す。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学 須賀英隆 |
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