項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | ゲノム不安定性疾患群を中心とした希少難治性疾患の次世代マルチオミクス解析拠点構築 | |
研究代表者名 | 荻朋男 | |
研究代表者の所属機関名 | 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | ゲノム不安定性疾患群 (DNA修復機構の異常により発症する各種遺伝性疾患の総称) | |
研究のフェーズ | 病態解明研究;シーズ探索研究;エビデンス創出研究;ゲノム・オミックス解析研究;バイオマーカー・診断薬の開発研究 | |
研究概要 | 「DNA損傷応答・修復システム」は、ゲノムDNAを安定に維持するために必須である。本システムの異常は、発育異常・神経変性・早期老化など多様な病態を示す様々な種類の難治性遺伝性疾患の原因となる。これまで、数々の症例解析から、多数のDNA損傷応答・修復遺伝子が特定され、その分子機能解明が進められてきた。しかし、未だに発症メカニズムや分子病態が明らかになっていない「ゲノム不安定性を示す難治性遺伝性疾患群」が数多く存在し、患者とその家族を苦しめている。ゲノムが不安定化しているという本質の共通性から、症状が類似することも多く、疾患原因の特定に難渋する場合が少なくない。また、個々の疾患は、希少な遺伝性疾患であることから、本疾患群を対象とした緩和薬あるいは治療薬の開発は、ほとんど行われてこなかった。本研究では、(1)ゲノム不安定性疾患群を対象として、疾患原因の特定を請け負う「ゲノム不安定性疾患マルチオミクス解析拠点」を構築・運用し、(2) 次世代全ゲノム解析/トランスクリプトーム解析を中心に、ロングリードゲノム解析/精密DNA修復活性測定/次世代プロテオーム解析を組み合わせた「次世代マルチオミクス解析」技術により、疾患原因変異の特定を進めることで、 (3)ゲノムの不安定化を示す様々な難治性遺伝性疾患の発症原因特定につながる情報を臨床医へ還元する。さらに、(4) 疾患発症メカニズムの解明や治療薬/緩和薬の開発を目指すことで、(5)未診断症例の解決および患者のQOL向上に貢献するとともに、分子病態解明を通して、難病治療に資する基礎開発の推進に役立てる。 | |
レジストリ情報 | ||
対象疾患/指定難病告示番号 | ゲノム不安定性疾患群 (DNA修復・損傷応答機構の異常によりゲノムインスタビリティを示す疾患全般) 、色素性乾皮症/159、コケイン症候群/192、ゼッケル症候群、紫外線高感受性症候群、原発性小頭症、リ・フラウメニ症候群、RecQヘリカーゼ遺伝子異常症、ウェルナー症候群/191、ブルーム症候群、ロスムンド・トムソン症候群/186、原発性免疫不全症候群/65、早期老化症、ファンコニ貧血/285、造血不全、その他神経変性症など | |
目標症例数 | ||
登録済み症例数 | ||
研究実施期間 | 2011年10月〜2023年3月 | |
レジストリ名 | ゲノム不安定性疾患群症例レジストリ | |
レジストリの目的 | 患者数や患者分布の把握;試料採取;バイオマーカーの探索;遺伝子解析研究;登録患者への情報提供;主治医への情報提供 | |
調査項目 | ゲノムデータ、トランスクリプトームデータ、プロテオームデータ、DNA修復活性データ、性別, 生年月日, 家族歴, 既往歴, 合併症, 現病歴, 治療歴, 検査データ | |
第三者機関からの二次利用申請可否 | 不可 | |
レジストリの企業利用について | 企業が利用することについては、患者の同意を取得していない | |
二次利用申請を受けた場合の対応方法 | ||
レジストリURL | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
生体試料の種類 | DNA;組織;細胞;RNA | |
収集サンプル数 | ||
生体試料の登録例数 | ||
DNA登録例数 | ||
全ゲノム解析済み症例数 | ||
全エキソーム解析済み症例数 | ||
外部バンクへの寄託 | ||
外部からの使用申請の受け入れ可否 | 不可 | |
外部からの使用申請への対応 | ||
担当者連絡先 | ||
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